“そうひつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宗弼33.3%
早筆33.3%
草筆33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遁世後の藤房に就いては、霞亭は妙心寺六祖伝の僧宗弼そうひつを以て藤房とする説を取つてゐない。即ち今の史家の説に合してゐる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
これを同じ早筆そうひつの略画に見るも北斎のものは決して偶発的ならず、苦心熟練のわずかにここに至れるが如き観あれども
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
草筆そうひつの漫画には北斎広重またつとに世の称美する処となれり。これら知名の画家のあいだに立ちて英泉は遂に望むが如き自家の地位を定むるの機会なかりしが如し。英泉は嘉永かえい元年に歿せり。年五十九。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)