“ぜいび”の漢字の書き方と例文
語句割合
贅美100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東山殿の贅美ぜいびと退屈の果てから生れた貴族趣味のものだったのが、いつのまにか、その東山殿の足利あしかが文化を、過去のからとして、次の生々いきいきと伸びかけている草民そうみんのうちへ、極めて、平民的に
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところが、そんな単純な道理さえ中世から現代までも、社会史的には世界中ちっとも分かっていないらしい。王位、権力、容儀、贅美ぜいびといったものへの憧憬と争奪が、血の歴史を繰返してきた。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)