“せんどまい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
千度参50.0%
千度詣50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なにか願掛がんかけをするときに、そういう約束を神さまにむかってする者が多くなっているようだが、村々のほうでは、もとは千度参せんどまいりと称して、たくさんの人が言いあわせて
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
村で大事な氏子うじこ大病たいびょうにかかって命のあやういときに、多くの人が出て祈願をする千度参せんどまいり、または数参かずまいり、度参たびまいりともいうものであるが、これなども最初はもっとひろく
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
この千度参せんどまいりをするありさまである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
他の府県の千度詣せんどまいりにもこれはよくあることで、あるいはエイエイと力のこもった大声を出すので、これをエイエイ祝詞のっとという土地もある。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
これには身内みうちや出入の者だけでなく、組合または部落総体から、一戸一人ずつがでて千度詣せんどまいりをする風習が、しばしばこの千垢離をともなっているのである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)