“せいのう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:セイノウ
語句割合
青嚢50.0%
細男50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貰って参るがよい。書簡の内へも書いておくが、それは青嚢せいのうの書といって、書庫の奥深くに秘して、今日まで他人ひとに見せたことはないものじゃ
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ために華陀かだの「青嚢せいのうの書」は、遂に世に伝わらずにしまったものだということである。そして曹操の病も、その頃いよいよ重り、洛陽の雲は寒々と憂いの冬を迎えていた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして華陀の家を尋ねて手紙を渡し、青嚢せいのうの書を乞いうけて郷里へ帰った。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おかしゅうも候わず」と言ってすこしも笑わずに、薬師堂を三周すれば福を授かると伝うる式があるなど(東作誌とうさくし)、細男せいのうと関係があるらしい古めかしい風習で
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)