“すりか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
摩替40.0%
摺替40.0%
掏替20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところで信乃がいよいよ明日は滸我こがへ旅立つという前晩、川狩へ行って蟇六ひきろくの詭計にめられてあぶなく川底へ沈められようとし、左母二郎さもじろうに宝刀を摩替すりかえられようとした神宮川かにはがわというは古名であるか
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
何の理由があって、何者がこういう摺替すりかえを行ったかということはわからない。無論、有司の仕業ではなく、何者かの最も悪趣味なるいたずらであることはよくわかる。
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
モンマルトルの贋玉師がんぎょくしの仲間へ入って、宝石の掏替すりかえをやり、一九〇二年に窃盗罪で三年の禁錮に処せられた。
青髯二百八十三人の妻 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)