“すじゃくもん”の漢字の書き方と例文
語句割合
朱雀門100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょうも彼は、参内の供について、朱雀門すじゃくもん輦溜くるまだまりに輦を入れ、主人の忠平が退がるのを、終日ひねもす、待っていた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
じっとまなこをとじて、聞き惚れているうちに、沢庵は、昔三位博雅卿さんみひろまさきょうが、朱雀門すじゃくもんの月の夜に、笛をふいて歩いていたところ、楼門の上で同じように笛を合調あわす者があったので、話しかけて笛を取りかえ
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)