“じごえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
地声100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は署長の手帖の中身をスッカリ藁半紙わらばんしに書き写してしまってから、激しい地声じごえでまくし立てた。
人間灰 (新字新仮名) / 海野十三(著)
地声じごえか、声帯模写せいたいもしゃかはしらないが、声だけ聞いていると、なんのことはない、放送局の杉内アナウンサーと、区別のつかない程似た声音をもって居り、その音の抑揚よくように至っては
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「これはわしの地声じごえだ。どんなでかい声を出そうと、きみからさしずはうけない」
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)