“しろがねや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白銀屋50.0%
銀屋50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ一つの恃みは、白銀屋しろがねや新七は、いわゆる武具師ぶぐしとして、城中の用達もしているので、いつか城内へ行く機会が生じるのではないか。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
白銀屋しろがねや新七なども、そのうちの一軒だといえよう。小屋敷ほどな構えをもち、土塀の中を入るといきなり細工場だった。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
白銀屋しろがねや(金銀細工師)新七と申しまして、ささやかな家を構えておりまするので、そこへお身を隠すなり、また何なりと仰せつけ下さいますれば、身を粉にくだいても、きっと
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いえ、伊丹いたみの御城下におりまする銀屋しろがねや新七という者でございます」
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御幽囚ごゆうしゅうをうけて以来、われわれ三名、いかにしても、お救い申しあげんものと、早くから城下の一商人銀屋しろがねやの奥にかくまわれ、機を伺うこと半歳、ついに目的を達して、城中のさる者に賄賂まいないを送り
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)