“しらみつぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
虱潰97.1%
虱殺2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一軒一軒虱潰しらみつぶしに出所を調べてまわっても構わない覚悟で、飯田町一帯の材木置場の隅から隅まで鋸屑おがくずを掻きまわしたもんだ。
近眼芸妓と迷宮事件 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
大月にまでも援助を申出た彼等は、二階の洋服箪笥の隅から階下の台所の流しの下まで、所謂警察式捜査法でバタリピシャリと虱潰しらみつぶしにやり始めた。
闖入者 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
虱殺しらみつぶしに調べて行くと、果せるかな、帰朝後半年も経たぬうちに、直方小学校の七夕会の陳列室で、五年生の成績品のうちにIの名前を発見した。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)