“しょど”の漢字の書き方と例文
語句割合
初度100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼が捕虜をいて来たのは、単に其功名そのこうみょうを誇るが為では無かった。九州の戦闘たたかいに於て、最後の大勝利は幸いに我にしたけれども、初度しょど戦闘たたかい屡々しばしば我に不利益であった。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
しかも彼女はこの訪問の最初に、同じ現象から受けた初度しょどの記憶をまだ忘れずにいた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
鶴見が始めてその生態に接したのは、初度しょどに鎌倉に移ってからのことである。