“しょこくばなし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
諸国咄66.7%
諸国噺33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そう言われてみると、思い当ったことがあります、西鶴の中にありますよ、皆さんお読みですか、井原西鶴の書いた『諸国咄しょこくばなし』という本の中に、不思議の盲人のことが書いてあるのを
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そうしてこれを手始めに『諸国咄しょこくばなし』『桜陰比事おういんひじ』『胸算用むねさんよう』『織留おりとめ』とだんだんに読んで行くうちに、その独自な特色と思われるものがいよいよ明らかになるような気がするのであった。
西鶴と科学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
一、わたくしのさいかく、とでも振仮名をけたい気持で、新釈諸国噺しょこくばなしという題にしたのであるが、これは西鶴さいかくの現代訳というようなものでは決してない。
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)