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しゅんけいざん
ふりがな文庫
“しゅんけいざん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
浚稽山
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浚稽山
(逆引き)
その歩兵も
僅
(
わず
)
か五千、絶えて後援はなく、しかもこの
浚稽山
(
しゅんけいざん
)
は、最も近い
漢塞
(
かんさい
)
の
居延
(
きょえん
)
からでも優に一千五百里(支那里程)は離れている。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
浚稽山
(
しゅんけいざん
)
の陣を撤するときは夜が暗かったのに、またも月が明るくなりはじめたのである。月光と満地の霜とで
片岡
(
かたおか
)
の斜面は水に
濡
(
ぬ
)
れたように見えた。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
李陵への詔には、ただちに
漠北
(
ばくほく
)
に至り東は
浚稽山
(
しゅんけいざん
)
から南は
竜勒水
(
りょうろくすい
)
の辺までを偵察観望し、もし異状なくんば、
浞野侯
(
さくやこう
)
の故道に従って
受降城
(
じゅこうじょう
)
に至って士を休めよとある。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
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