“しゅうろう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
醜陋91.7%
袖褸8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どのような愚劣醜陋しゅうろうな事柄でも、崇高な事物と同様に、存在の権利を有ち、何らの醜い酬をも受けずに、美しいものと少しも変りなく、その存在を終えて行くことに
狼疾記 (新字新仮名) / 中島敦(著)
維新以後外国人の浮世絵研究さかんなるに及びても写楽はなほ重んぜられず日本美術研究の開拓者と称せられし米人フェノロサの如きも写楽の俳優肖像画を以て醜陋しゅうろうなりとなしき。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
先日大学を止めて気も心も軽くなり何の顧慮する事もいりませんので、この見渡す限りの山野にあるわが愛する草木すなわちわが袖褸しゅうろうを引く愛人の中に立ち、彼らを相手に大いに働きます。