“したな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
舌舐50.0%
舌嘗40.0%
舌甜10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「その、女の噂をする時、舌舐したなめずりをするのだけは止せよ。大江山の洒呑童子しゆてんどうじ見たいで氣味がよくねえ」
この酒好きらしい用人は、一と月半前の盛宴を思ひ出して舌嘗したなめずりなどをするのです。
中老の詩人社長は、欄干の籐椅子とういすで、まだビールのコップを離さず、酔いに舌甜したなめずりをしていた。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)