“したてものし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仕立物師50.0%
為立物師50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余はしばし茫然ぼうぜんとして立ちたりしが、ふと油燈ランプの光にすかして戸を見れば、エルンスト・ワイゲルトとうるしもて書き、下に仕立物師したてものしと注したり。これすぎぬという少女が父の名なるべし。
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
暑い時は竹簾たけすだれが卸してある。そして為立物師したてものしの家の賑やかな為めに、この家はいつも際立ってひっそりしているように思われた。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)