“しげもと”のいろいろな漢字の書き方と例文

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

さきに荷風の「濹東綺譚（ぼくとうきたん）」あり、秋声の「縮図」あり、近くは潤一郎の「少将滋幹（しげもと）の母」あり、しかしこの例は、何も計算器選択説を覆（くつが）へすものではない。

為基定基の弟に成基（しげもと）、尊基（たかもと）が無かった訳ではないが、頼もしくした二人に離れて、袖（そで）にやどれる月を見るかな、とは何という悲しい歌だろう。

連環記 (新字新仮名) ／幸田露伴(著)

岩手には、父重元（しげもと）以来の岩手城を持っていた。

新書太閤記：03 第三分冊 (新字新仮名) ／吉川英治(著)