“しおくさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
汐臭50.0%
潮臭50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海口の方から市街の河すじへさして、夜明け雲の下を、無数のあくたを浮かべて汐臭しおくさい流れが、ひたひたと土手や石垣へ満ち初めていた。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして附近の汚い老媼おうなや、潮臭しおくさい漁師の子らが、菓子をもらうため、太守のまわりにはえのようにたかって来ても、太守はうるさいとも無礼だともとがめなかった。