“ざるご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
笊碁83.3%
笊棋16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江戸一番の御用聞が、笊碁ざるごで半日つぶすのですから、まことに天下は泰平と言つたものかもわかりません。
母屋からは廊下續きになつて居る小さい二階家の離屋に住んで、雜俳ざつぱいに凝つたり、笊碁ざるごを打つたり、時間をつぶすのにばかり苦勞すると言つた、まことに結構な身の上だつたのです。
そして孫右衛門の無遠慮なような世辞を面白がって、得意の笊棋ざるごの相手をさせて帰した。
安井夫人 (新字新仮名) / 森鴎外(著)