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さんきゃくき
ふりがな文庫
“さんきゃくき”の漢字の書き方と例文
語句
割合
三脚几
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三脚几
(逆引き)
三脚几
(
さんきゃくき
)
に
尻
(
しり
)
を
据
(
す
)
えて、面画に入るべき材料を見渡す。松と、笹と、岩と水であるが、さて水はどこでとめてよいか分らぬ。岩の高さが一丈あれば、影も一丈ある。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
やはり
面
(
ま
)
のあたり自然に接して、朝な夕なに
雲容煙態
(
うんようえんたい
)
を研究したあげく、あの色こそと思ったとき、すぐ
三脚几
(
さんきゃくき
)
を担いで飛び出さなければならん。色は
刹那
(
せつな
)
に移る。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ファウストよりも、ハムレットよりもありがたく考えられる。こうやって、ただ
一人
(
ひとり
)
絵の具箱と
三脚几
(
さんきゃくき
)
を
担
(
かつ
)
いで春の
山路
(
やまじ
)
をのそのそあるくのも全くこれがためである。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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