“さつりく”の漢字の書き方と例文
カタカナ:サツリク
語句割合
殺戮100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しのつくばかりの霰弾は、フランスの鷲の勇士のまわりに風にひるがえってる三色旗に雨注した。全軍は殺到し、無比の殺戮さつりくが初まった。
いや、こんな理窟はどうでも、俺は暴動に、殺戮さつりくに、流血に魅力を感じていたのだ。理窟抜きに、俺は血に飢えていたのである。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
このような闘争殺戮さつりくの世界が、美しい花園や庭の木立ちの間に行なわれているのである。人間が国際連盟の夢を見ている間に。
簔虫と蜘蛛 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)