“さくがんき”の漢字の書き方と例文
語句割合
鑿岩機100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
機関銃のような音がしているので、はっとしたが、行ってみると鑿岩機さくがんきだとわかった。二人の工員がそれを使って、ばりばりばりと岩に穴をあけているのだ。
智恵の一太郎 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
八番坑のその奥には、土鼠もぐらのように、地底をなお奥深く掘進んでいる井村がいた。圧搾空気で廻転する鑿岩機さくがんきのブルブルッという爆音が遠くからかすかにひゞいて来る。
土鼠と落盤 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
「こんなところに、鑿岩機さくがんきが、ほうり出してあります」
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)