“さがらそうぞう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
相良惣三50.0%
相良惣蔵50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江戸方面には薩摩方さつまがたに呼応する相良惣三さがらそうぞう一派の浪士隊が入り込んで、放火に、掠奪りゃくだつに、あらゆる手段を用いて市街の攪乱こうらんを企てたとのうわさも伝わり
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
この一行はおもに相良惣三さがらそうぞうに率いられ、追分に達したその部下のものは同志金原忠蔵に率いられていた。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
まあ、あの相良惣三さがらそうぞう一味のものが江戸の方でしたことを考えて見るがいい。天道にも目はあるぞ。おまけに、この街道筋まで来て、追分辺で働いた狼藉ろうぜきはどうだ。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
勝海舟の門人たる相良惣蔵さがらそうぞうが浪士をひきい、下諏訪の地に陣取って乱暴したのもこの頃であった。
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)