“ごすゐ”の漢字の書き方と例文
語句割合
午睡100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
犬も午睡ごすゐをしてゐるせいか、吠える声一つ聞えない。打麦場を囲んでゐる麻や黍も、青い葉を日に光らせて、ひつそりかんと静まつてゐる。
酒虫 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
されば貴人の馬車富豪の自動車の地響ぢひゞき午睡ごすゐの夢を驚かさるゝ恐れなく、夏のゆふべは格子戸の外に裸体で凉む自由があり、冬のは置炬燵に隣家の三味線を聞く面白さがある。
路地 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)