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こんりょうふ
ふりがな文庫
“こんりょうふ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
渾良夫
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渾良夫
(逆引き)
渾良夫
(
こんりょうふ
)
はもともと小姓上りとて派手好みの伊達男である。此の日彼は紫衣に
狐裘
(
こきゅう
)
を重ね、牡馬二頭立の豪奢な車を駆って宴に赴いた。
盈虚
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
夫の死後
頻
(
しき
)
りに
寵愛
(
ちょうあい
)
している
小姓
(
こしょう
)
上りの
渾良夫
(
こんりょうふ
)
なる美青年を使として、弟蒯聵との間を往復させ、秘かに現衛侯
逐出
(
おいだ
)
しを企んでいる。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
おやと思って聞き耳を立てると、今度は莫迦にはっきり聞えて来た。「俺は
渾良夫
(
こんりょうふ
)
だ。俺に何の罪があるか! 俺に何の罪があるか!」
盈虚
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
此の太子疾と、大夫に昇った
渾良夫
(
こんりょうふ
)
とだけが、荘公にとっての腹心といってよかった。
盈虚
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
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