“こりくつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小理窟77.8%
小理屈22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うん、さうだ、もうあまり、おれたちのがらにもない小理窟こりくつさう。おれたちのお父さんにすまない。お父さんは九つの氷河を持っていらしゃったさうだ。
楢ノ木大学士の野宿 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「ちぇッ、また周馬が小理窟こりくつをならべだした。時刻を移して、かれに先手を打たれては大変だ。お十夜! こんにゃく問答をしている場合ではあるまい、すぐに行こう!」
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人間らしいとか、人間らしくないとかいう小理屈こりくつはほとんど頭の中に残っていませんでした。Kにも宗教家らしい様子が全く見えなくなりました。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
朝倉さん、あんたはせっせと小理屈こりくつのいえる青年を
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)