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こもりどう
ふりがな文庫
“こもりどう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
籠堂
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
籠堂
(逆引き)
白衣に緋を重ねた姿だと思えば、通夜の
籠堂
(
こもりどう
)
に居合せた
女性
(
にょしょう
)
であろう。小紋の小袖に丸帯と思えば、寺には、よき人の嫁ぐならいがある。——あとで思うとそれも
朧
(
おぼろ
)
である。
夫人利生記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「ちと、物をたずねたいが、あの長谷の観音の
籠堂
(
こもりどう
)
と申すのは、誰が行っても差支えないか」
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
わが子を縁から
蹴落
(
けおと
)
し出家入道を
遂
(
と
)
げた
西行法師
(
さいぎょうほうし
)
が、旧愛の妻にめぐり会ったという長谷寺の
籠堂
(
こもりどう
)
。竜之助はともかくもここで夜を明かそうとして、その南の柱の下に来ました。
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
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