“こぶしんい”の漢字の書き方と例文
語句割合
小普請入100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小原は小普請入こぶしんいりの無役といい、屋敷の構えも広いので、裏のあき地一円を畑にしていろいろの野菜を作っているが、それは自分の屋敷内の食料ばかりでなく
西瓜 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
のちに須磨子の生んだ小太郎が継いだのはこの家である。仲平は六十六で陸奥塙むつはなわ六万三千九百石の代官にせられたが、病気を申し立てて赴任せずに、小普請入こぶしんいりをした。
安井夫人 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
お縫 (愁はしげに。)實は去年の暮に、小普請入こぶしんいりを仰せつけられました。乳母、察してくりやれ。
箕輪の心中 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)