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こちや
ふりがな文庫
“こちや”の漢字の書き方と例文
語句
割合
古千屋
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古千屋
(逆引き)
そのうちに
夜
(
よ
)
は明けて行った。
直孝
(
なおたか
)
は
早速
(
さっそく
)
古千屋
(
こちや
)
を召し、彼女の
素姓
(
すじょう
)
を尋ねて見ることにした。彼女はこういう陣屋にいるには余りにか細い女だった。
古千屋
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
古千屋
(
こちや
)
はこの話を耳にすると、「
本望
(
ほんもう
)
、本望」と声をあげ、しばらく微笑を浮かべていた。それからいかにも疲れはてたように深い眠りに沈んで行った。
古千屋
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
すると同じ三十日の
夜
(
よ
)
、
井伊掃部頭直孝
(
いいかもんのかみなおたか
)
の
陣屋
(
じんや
)
に召し使いになっていた女が一人
俄
(
にわか
)
に気の狂ったように叫び出した。彼女はやっと三十を越した、
古千屋
(
こちや
)
という名の女だった。
古千屋
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
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