“こさいしょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
小宰相100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「……兄がこの目で見た小宰相こさいしょうノ君のような例もあるからのう」と、恐ろしいことをささやいて聞かせた。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし、もう一名の妃、小宰相こさいしょうの木の丸小屋へ来ると、ここでは彼の態度もがらりと変っていた。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
先帝ご不自由のため、獄中へお介添かいぞえの女房を移し参らす儀はかまいない。しかし三位ノ局ひとりではならぬ。ほかに権大納言ノ局と小宰相こさいしょうのふたりをも合せてお側におき申せ。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)