“こおう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
呼応94.1%
孤往5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の名声はやがてヘンデルと東西呼応こおうし得るほど有名になった。バッハがドレスデンに旅行したとき、フランス人名風琴手マルシャンに競演を挑まれたのはこの頃のことである。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
というのは、宮方として、彼が日ごろ数えていた近郡の諸武士が、一こう呼応こおうもせず、ここへ合流して来る風もないからだった。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その中に政党屋流にも堕せず、玄洋社流にも共鳴しなかった彼、杉山其日庵主は、単身孤往こおう、明治後半期の政界の裡面にグングンと深入りして行った。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)