“こいしかわひさかたまち”の漢字の書き方と例文
語句割合
小石川久堅町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
間もなく、小石川久堅町こいしかわひさかたまちに越すと、美妙が浅草公園の女をだましたという風説がやかましくなった。長い間だましていて、二千円からの金を奪ったというような悪評がたったのだった。
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
小石川久堅町こいしかわひさかたまちなる光円寺こうえんじ大銀杏おおいちょう、また麻布善福寺あざぶぜんぷくじにある親鸞上人しんらんしょうにん手植てうえの銀杏と称せられるものの如き、いずれも数百年の老樹である。浅草観音堂あさくさかんのんどうのほとりにも名高い銀杏の樹は二株ふたかぶもある。