“げんみょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
玄妙100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
およそ出没自在をきわめること、これほど玄妙げんみょうなやつは前後に比を見ないといわれている。いわゆる無技巧の技巧、なんら策をろうさないために、かえって一つの手がかりすら残さなかった。
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
行者達の呼ばい声が玄妙げんみょうな鈴の音と共に聞えて来た。右手奥の方から……
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
なおその後、十兵衛三厳は、忠明の剣の玄妙げんみょうに深く感じ、父の門人村田与三よぞうともなって、もちの木坂の彼の道場を訪れ
剣の四君子:05 小野忠明 (新字新仮名) / 吉川英治(著)