“げしゅにん”の漢字の書き方と例文
語句割合
下手人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お絹と六三郎と熊の毛との関係はこれで判ったが、お絹を殺した下手人げしゅにんは判らなかった。六三郎はまったく知らないと云い切った。
半七捕物帳:29 熊の死骸 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
乳母ばあやは今日の夕刊を見たろう? 事件ことがどうも面白くないんだ。ボーシュレーは書記を殺した下手人げしゅにんがジルベールだと云い張っている。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
僕は二人の下手人げしゅにんを見た。そして、それがあの博物館にあつた赤膚媛、牙氏月姫といふ二体のミイラに他ならぬことを認めた。
わが心の女 (新字旧仮名) / 神西清(著)