“けちけち”の漢字の書き方と例文
語句割合
吝々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二十五年封じこめられていた、貧困な結婚生活の償いをでも取ろうとするかのように、気持は吝々けちけちしながら計算はルウズになりがちであった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
吝々けちけちするのは芸者の禁物であり、辛気しんきくさい洗濯や針仕事は忙しいには無理でもあり、小さい時から家庭を離れている銀子は、見ず知らずのこの土地へ来てからは
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「阿父さんのように吝々けちけちしていたんじゃ、手広い商売は出来やしませんよ」
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)