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くらやみざか
ふりがな文庫
“くらやみざか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
暗闇坂
50.0%
暗闇阪
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暗闇坂
(逆引き)
ひい、ふう、みい……まるで
暗闇坂
(
くらやみざか
)
でひとつ眼小僧にでもあったときのよう、大きな
図体
(
ずうたい
)
をしたふたりが、わあッ、と声をあげながら
一目散
(
いちもくさん
)
に居酒屋から逃げだした。
顎十郎捕物帳:21 かごやの客
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
例えば
四谷愛住町
(
よつやあいずみちょう
)
の
暗闇坂
(
くらやみざか
)
、
麻布二之橋向
(
あざぶにのはしむこう
)
の
日向坂
(
ひゅうがざか
)
の如きを見よ。といった処でこれらの坂はその近所に住む人の外はちょっとその名さえ知らぬほどな極めて平々凡々たるものである。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
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(2作品)
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暗闇阪
(逆引き)
鬱陶しいほど両側から梢の蔽い重なった
暗闇阪
(
くらやみざか
)
を降り尽して、左に曲れば
曙湯
(
あけぼのゆ
)
である。雨の日には浴客も少なく静かでよい。はいっているうちにもう
燈
(
ひ
)
がつく。
やもり物語
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
明治二十三年庚寅の春、あたかも上野公園に第三回内国勧業博覧会の開始せられようとする頃、枕山は仲御徒町三枚橋の旧宅を売払って下谷花園町十五番地
暗闇阪
(
くらやみざか
)
に転居した。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
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