トップ
>
くはき
ふりがな文庫
“くはき”の漢字の書き方と例文
語句
割合
桑剪
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
桑剪
(逆引き)
彼は松に
絡
(
から
)
みついて居るあの藤の太い蔓を、根元から、
桑剪
(
くはき
)
り
鋏
(
ばさみ
)
で一息に断ち切つた。彼は案外自分にも力があると思つた。
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
足早に出て行く主人の姿を、二疋の犬は
目敏
(
めざと
)
くも認めて追駆けた。
錆
(
さ
)
びた
鋸
(
のこぎり
)
と
桑剪
(
くはき
)
り
鋏
(
ばさみ
)
とをかたげた彼が、二疋の犬を従へて、一種得意げに再び庭へ現れたのは、五分とは経たないうちであつた。
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
くはき(桑剪)の例文をもっと
(1作品)
見る