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くくりつ
ふりがな文庫
“くくりつ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
括付
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
括付
(逆引き)
お隅の萎れた身体は
鞍
(
くら
)
の上に乗せ、足は動かさないように
聢
(
しっか
)
と馬の胴へ
括付
(
くくりつ
)
けました。
母親
(
おふくろ
)
は
油火
(
カンテラ
)
を突付けて見せる——お隅は編笠、源は
頬冠
(
ほっかぶ
)
りです。坂の上り口まで父親に送られて、出ました。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
きのうの事が有ましてから、源は妙に気まずくなって、お隅と長く目を見合せていられない。年若な妻が馬の上に
悩萎
(
なやみしお
)
れて、足を
括付
(
くくりつ
)
けられているところを見れば、憐みの起るは人の情でしょう。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
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