“きみず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
木不見50.0%
黄水50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
霧は、二人の声さえも、数歩のほかには出ない白い壁をなし、灰色の二つの影を、やがて木不見きみずの尾根づたいから猫背山の西谷の方へ塗りこめていた。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
試験が済むと、早速咽喉のどへ指を突込んで留飲りゅういん黄水きみずと一緒に吐出せるものなら、吐出して了って清々せいせいしたくなる。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)