“きっせき”の漢字の書き方と例文
語句割合
詰責100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こう口へ出して詰責きっせきすると、今まで抑えに抑えていた憤怒がかっと燃えあがった。彼は大きな手で卓子テーブルをがんがん叩きながら女を罵倒し、威嚇した。
生さぬ児 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
詰責きっせきに近い手紙を津田の父から受取った彼は、ほとんどこの事件を念頭においていなかっただけに、驚ろかされた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
運送店に捜すよう詰責きっせきしたが、絶えて返事が無かった。ただ、先生のお写真のみは今なお僕の北京ペキン寓居ぐうきょの東側の壁に、書卓のほうに向けて掛けてある。
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)