“がちゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
牙籌50.0%
駕中50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊藤は牙籌がちゅう一方の人物で、眼に一丁字なく、かつて応挙おうきょ王昭君おうしょうくんの幅を見て、「椿岳、これは八百屋やおやお七か」といたという奇抜な逸事を残したほどの無風流漢であった。
駕籠屋がいい心持で天を仰いで、雨あがりの雲間のえた月をながめて、その気分をいささかながら駕中がちゅうの人に伝えようとする好意で
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)