“がせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
画箋33.3%
瓦磚33.3%
賀箋33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すでに描き上がっている一葉の画箋がせんには、柳にさぎの図が描いてあった。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、つぶやいたきり、また、白い画箋がせんに向って、もくねんとしていた。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
千年の老樹は鬱蒼うっそうとして昼なお暗きまでに繁茂しているが、その一部分の懸崖をなしている処に、瓦磚がせんを積み上げて作られた一つの瓦壁がある。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
曹操は一計を按じて、近ごろ微恙びようであったが、快癒したと表へ触れさせた。そして、招宴の賀箋がせんを知己に配った。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)