“かやばちょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
茅場町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はそのことを多吉夫婦に告げ、朝の食事をすますとすぐ羽織袴はおりはかまに改めて、茅場町かやばちょうの店へ勤めに通う亭主より一歩ひとあし早く宿を出た。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「いや、この降るのに気の毒だが、ちっと調べて貰いたい御用がある。この頃、茅場町かやばちょうに変な奴があるのを知っているか」
半七捕物帳:26 女行者 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そして八丁堀茅場町かやばちょうの国文の大家、井上文雄の内弟子うちでしになった。彼女たちは内弟子という、また他のものは妾だともいう。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)