“かねばこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
金箱91.7%
金函8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又「僕も金箱かねばこと思ってるよ、じたばたすれば巡査が聞付けて来るようにわざと大きな声をするぞ、事が破れりゃア同罪だ」
片手には金箱かねばこのようなものを抱え、覆面して脇差を一本差し、怪しいと兵馬が思う間に、その男は金箱を濠の端に置いて櫓の方へ、また取って返しました。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
祖父は階下したにおりて金函かねばこの前にすわったが、手がふるえて手燭てしょくへなかなか火がつかなかった。