“かなぶみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仮名文83.3%
假名文16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寝相のわるい彼の枕元の下へ、彼女は、宵に書いておいた仮名文かなぶみの幼稚な置き手紙をしのばせておき、そして勝手口から手さぐりで外へ出た。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、手にした仮名文かなぶみをなつかしみ、さてまた、これがその人の子息かと、ひと間のうちに、しげしげと見て。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
蝋の火をともして念ず、假名文かなぶみ御經みきやうの祕密。
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)