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かつらした
ふりがな文庫
“かつらした”の漢字の書き方と例文
語句
割合
鬘下
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鬘下
(逆引き)
鬘下
(
かつらした
)
のよく似合う、眼の大きい顔が、恐怖と焦燥とに
顫
(
ふる
)
えながら、群集の中から何やら捜している様子でしたが、やがてお静の眼と眼が合うと
銭形平次捕物控:118 吹矢の紅
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
お京は白い襟のついた
緋縮緬
(
ひぢりめん
)
の長襦袢を着ている。
鬘下
(
かつらした
)
にした髪からは、濃いビンツケの香が立ち、白粉と香水とのまじった官能的なにおいは、金五郎の鼻孔をくすぐる。
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
お關は濡れた肩を落して、疊の上へ
華奢
(
きやしや
)
な手を突くのでした。美しい眼が少しうるんで意氣な
鬘下
(
かつらした
)
が心持顫へます。
銭形平次捕物控:160 二つの刺青
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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