“かずえのかみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
主計頭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四月十二日に入牢して、吉五郎は北町奉行榊原主計頭かずえのかみの吟味をうけることになったが、他の同類がひとりも挙げられていないので、かれはあくまでもその犯罪を否認した。
拷問の話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
一番は小西摂津守行長、松浦法印鎮信以下一万三千、二番加藤主計頭かずえのかみ清正以下二万二千、三番黒田甲斐守長政以下一万一千、更に四番から二十番まで総軍合せて二十八万である。
碧蹄館の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
住吉すみよしの姫君がまだ運命に恵まれていたころは言うまでもないが、あとにもなお尊敬されているはずの身分でありながら、今一歩で卑しい主計頭かずえのかみの妻にされてしまう所などを読んでは
源氏物語:25 蛍 (新字新仮名) / 紫式部(著)