“かがりや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
篝屋90.0%
篝火屋10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
首魁しゅかいの良忠は、どうやら、捕り逃がしてしまったらしい。だが各所で、残党の兵十幾人かは捕え獲たと、道誉は、途上の篝屋かがりやの者から聞いて
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もちろん、洛内は戒厳令下にあり、夜は篝屋かがりやの火で真っ赤だが、昼は逆に人通りもなく、五月の青葉もむなしく、苦悩の都は、死にひんしていた。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「されば、昼夜をわかたず、花山院のまわりには、武士を立たせ、篝火屋かがりやを設け、おさおさ警固はゆるめておりませぬ」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)