“かかんぷ”の漢字の書き方と例文
語句割合
火浣布100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう、天満浪人だの隠密おんみつだの、蜂須賀家だのッて、そんな物騒な渦の中へは飛び込むまいぞ。そうともそうとも、早く一つエレキテルや火浣布かかんぷでも仕上げて、大金もうけをしなくっちゃ……
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その布のよごれは火にあらわれるようにとれてしまうとうので、火浣布かかんぷと名づけたのでした。
平賀源内 (新字新仮名) / 石原純(著)
舶載はくさいの物産や、諸国の織物、工芸品、会主鳩渓の出品になる珍しい火浣布かかんぷとか、エレキテルの機械とかをよいほどに見流してきた、黒羽織黒小袖という目立たない服装をした一人の武士が
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)