“おんげえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
恩返100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それもこれも死んだ父様とっさま恩返おんげえしがしてえと思って居るんで、父様のお位牌へていし、鹽原の名前なめえを汚すめえと思って居りやんす、八歳やッつの時から貰われて来て育てられた恩は一通りでねえ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
奉公人だと思って台所の隅へでも置いてくだされば有難うがんす、私は八歳やっつの時から此のうちに貰われて来て、死んだ父様とゝさまの丹誠で大きくなりましたから、是から恩返おんげえしをしなければならない身体
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
今追出されては恩返おんげえしが出来やせんから、どうか堪忍しておくんなさい
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)