“おしを”の漢字の書き方と例文
語句割合
忍男100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次に風木津別かざもつわけ忍男おしをの神を生みたまひ、次にわたの神名は大綿津見おほわたつみの神を生みたまひ、次に水戸みなとの神名は速秋津日子はやあきつひこの神、次に妹速秋津比賣はやあきつひめの神を生みたまひき。
手古奈がどこやら忍男おしをに冷淡な趣きのあつたのも別に深き意味があつての事ではなかつた。
古代之少女 (旧字旧仮名) / 伊藤左千夫(著)
若殿忍男おしをが白袍赤馬自ら出て騎土に號令を傳へる。第一より第二十に至るまで恩賞の次第を告げて大いに騎土を勵まし、且つ自らも騎手の一人として優劣を爭ふの決意を述べた。
古代之少女 (旧字旧仮名) / 伊藤左千夫(著)
またの名は大多麻流別おほたまるわけといふ。次に女島ひめじま二一を生みたまひき。またの名は天一根あめひとつねといふ。次に知訶ちかの島二二を生みたまひき。またの名はあめ忍男おしをといふ。次に兩兒ふたごの島二三を生みたまひき。
當國の領主日置の若殿忍男おしをの君が、何かの折に幾度か手古奈を垣間見て、常々愼ましき性に似ず身柄忘れての戀衣、千重に八千重に思ひつみ今は忍びかねての、思ひを近く仕ふる媼に打明けた。
古代之少女 (旧字旧仮名) / 伊藤左千夫(著)